サムネ図鑑

YouTubeサムネイルで顔を大きくするか小さくするか

公開 2026-09-21 ・ 更新 2026-09-25

目次

ゲーム実況のサムネで人を入れるかどうかは、好みの問題に見えて、実際には「この動画は何を目当てに見られるか」の判断になっています。プレイの中身が売りなら人は小さくて済みますし、演者を目当てに来る視聴者が多いなら人が主役になります。

置き方は大きく四つあります。顔を大きく寄せる、切り抜いて重ねる、片側に立てて画面を分ける、素材として隅に置く。面積が大きい順に並んでいて、そのまま「人をどれだけ売りにしているか」の順でもあります。

先に結論だけ書くと、演者が目当ての動画なら顔を大きく、ゲーム画面も見せたいなら切り抜いて重ねる、形式を示すだけなら隅に小さくです。建築や風景が主役なら入れない判断もあります。

顔を大きく寄せる

画面の三分の一から半分以上を顔が占める置き方です。表情ひとつで「どういう回か」を伝えます。

ボドカさんのAPEXは、左に実写の顔を口を開けた驚きの表情で置き、目元がほぼ画面の中央の高さに来る位置まで寄せています。顔に汗のマークを描き足して、反応の方向まで指定しています。

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選ぶとき:チャンネル登録者が演者を知っているとき。結果より反応が面白い回のとき。ゲーム画面が地味で絵にならないとき。

効く理由:一覧のサムネは小さく表示されます。顔は縮んでも顔と分かる数少ない形で、しかも表情は文字を読まなくても伝わります。キヨ。さんのバイオハザードは装飾をほとんどせず、寄りの一枚と二行の文字だけで成立させています。

注意:顔が大きいほどゲーム画面の入る場所がなくなります。何のゲームかは公式ロゴで補うことになります。

事例は顔を大きく置くに14件あります。

切り抜いて重ねる

輪郭に沿って人を抜き、背景の上に貼ります。顔を寄せるのとの違いは、背景を生かしたまま人を足せるところです。

NIRUさんのAPEXは、両腕を突き上げたキャラクターをサムネの高さいっぱいに立たせ、後ろの風景を強くぼかして緑と白の面にしています。切り抜いた輪郭がはっきりするので、背景がぼけていても人の形は残ります。

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選ぶとき:ゲーム画面も見せたいが、人も入れたいとき。複数人が出るコラボのとき。

大事なのは輪郭の処理:切り抜いただけでは背景の模様に紛れます。白い発光フチを回す、背景をぼかす、背景を暗く落とす。この三つのどれかとセットになっている事例がほとんどで、切り抜きは単体では完成しません。

複数人のとき:まいぜんシスターズさんは下の両隅にスキンの切り抜きを小さく対で置き、さくらみこさんの桃鉄は四人の立ち絵を白フチで抜いて横一列に並べています。人数が増えるほど一人あたりは小さくなり、顔の並びそのものが「コラボ回」を示す記号になります。

事例は人物を切り抜いて重ねるに17件あります。

片側に立てて、画面を分ける

人を片側に寄せて、反対側をゲーム画面か文字にあてます。要素同士が重ならないので、配置に迷いにくい方法です。

きさらぎさんのスプラトゥーンは、左半分に立ち絵、右半分にゲーム画面という分担です。立ち絵は涙で潤んだ目と下がった眉で困り顔を作り、右のゲーム画面は全体を暗く落として主役から外してあります。

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選ぶとき:立ち絵やイラストがあるとき。配信の告知のとき。文字を置く場所を確実に確保したいとき。

どちらに置くか:100件では右に人を置く例と左に置く例が両方あります。決め手になっているのは立ち絵の向きで、体や視線が向いている側を空けると画面がまとまります。

変形:人ではなく文字を片側に寄せる使い方もあります。zanさんのぷよテトは対戦画面の片側だけを残し、空いた半分にぼかしをかけて文字置き場にしています。

事例は左右で役割を分けるに20件あります。

素材として隅に置く

顔を小さく、隅に一つか二つ置きます。喋り方の形式を示す記号として使う方法です。

リカルガさんのフォートナイトは、中央に武器のカードを四枚並べて主役にし、ゆっくりの顔は右端に上下二つ重ねるだけです。人は「この動画はゆっくり実況です」と伝える部品の役割に絞られています。

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選ぶとき:見せたい中身(結果、比較、まとめ)が別にあるとき。シリーズとして形式を示せば足りるとき。

成立する理由:一覧に並んだとき、隅に顔が一つあるだけで形式は伝わります。記号として通じるなら面積は要らない、という判断です。実際に数えると、ゆっくり素材を使う7件のうち、顔を主役の大きさで置いているのは半分もありませんでした(ゆっくり実況のサムネイルの作り方と顔の置き方)。

事例はゆっくり素材を貼るに9件あります。

人を入れないという判断

100件のうち7件は、人もアバターも一切写りません。らーなろっそさんのマイクラは影MODの建築だけを引きで撮り、G. Nチャンネルさんは沼地の風景だけで組んでいます。どちらも見せたいものが風景や建築そのもので、人が入ると主役が二つになってしまいます。

人を入れるかどうかは、結局「顔がないと誰の動画か分からないか」で決まります。公式ロゴとゲーム画面だけで成立するなら、人は省けます。

顔の大きさと置き方の目安

人の面積 置き方 向く動画
半分以上 顔を寄せる 演者が目当て/反応が面白い回
三分の一 切り抜いて重ねる ゲーム画面も見せたい/コラボ
半分(片側) 立ち絵で分割 配信告知/立ち絵がある
隅に小さく 素材として置く 中身が別にある/形式を示すだけ
入れない — 建築や風景そのものが主役

上に行くほど「誰が」を、下に行くほど「何を」を売る構成になります。動画の中身がどちらで見られるかを先に決めると、迷う幅が狭くなります。

ここまでの決め方で1枚作ってみるなら、サムネを作るから試せます。画像とタイトルを入れると、画風の違う候補が出ます。

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